Sydney, 2009年3月2日, AEST (ABN Newswire) - 不安定な取引状況の中で、金曜日のアジア市場は入り混じった状態で取引を終えた。日本の日経225平均は1.5%上昇、韓国のKospiは0.8%上昇した。中国の上海総合は1.8%下落、香港のハンセン指数は0.7%下落した。
米国政府が Citigroup の株式の大半を取得するというニュースを受けて、月曜日の東京の株式は3%超下落した。韓国の株式も今日は低調なスタートを切った。これは深刻化する経済の恐怖感と国内通貨安により押し下げられたものである。
アジア経済ウォッチ
韓国の最新公式数値では、2月の同国の輸出が前年から17.1%減少し、4ヶ月連続での下落となったことが示された。
インドの経済成長が12月31日までの四半期において5.3%となり、約6年間で最も低い成長率となった。前年同期のGDP成長は8.9%であり、前年同四半期比では7.6%であった、と同国の中央統計局が金曜日に語った。
香港の購買担当者景況指数 (PMI) は3ヶ月連続で上昇し40.6となった。11月に同指数は10年間の調査史上最低水準の38.8を記録していた。同指数は、成長と縮小の分岐点となる50を8ヶ月連続で下回った。
日本の平均世帯支出が前年比で69,509円減少し、2年間で初の下落・1977年以降最大の下落となったことが、第一生命経済研究所の調査でわかった。日本の消費者は経済減速の中で食料品に対する支出を削減し、外食の回数を減らしたようである。
重要企業ニュース
Baoshan Iron & Steel Co., Ltd (SHA:600019) の親会社である中国の鉄鋼メーカー Baosteel Group は、浙江省東部において国内ライバル社2社と新ジョイントベンチャーを形成する予定であると語った。 Baosteel は新会社の56.15%を保有する。同社と Hangzhou Iron and Steel Group Company は、共同で Ningbo Iron and Steel Co. Ltd を再編する予定である。
アステラス製薬 (TYO:4503) は、米国の生物薬剤企業 CV Therapeutics Inc (NASDAQ:CVTX) に対する約11億米ドルでの敵対的買収オファーを行う予定であると語った。その日本の製薬会社は、金曜日から3月27日までの間に市場の株式に対するオファーを行う予定であると語った。
JAURD 連合と伊藤忠 (TYO:8001) は、カナダに拠点を置く Mega Uranium (TSE:MGA) の株式35%に対し4,900万米ドルを支払う予定である。 JAURD こと日豪ウラン資源開発株式会社は、関西電力 (TYO:9503) 、九州電力 (TYO:9508) や四国電力 (TYO:9507) により保有されている。
本田技研工業 (TYO:7267) は、2009年会計年度において15万台超の国内生産台数を削減し14年間で初めて日本での生産が100万台を下回るものと見られている。同社の国内生産は95万台から100万台の範囲内となる模様である。
日本の携帯電話業者 Softbank Corp (TYO:9984) は月曜日、社債保有者からの要請により今月500億円を2015年に満期となる転換社債において償還する予定であると語った。
Korea Electric Power Corp. (SEO:015760) は製品価格の下落により、米国とスロバキアにあるウラン鉱山の開発に関し2つの仮契約を取り消した。昨年、同社は米国基盤の Yellowcake Mining Inc. (OTC:YCKM) と、コロラド州 Beck 鉱山に対し共同で取り組むという仮契約を締結していた。
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